こんにちは!ウンパッパです!
今回は、初めてのレンダリングで起きてしまう「低画質でのレンダリング」からの脱却!
高画質でレンダリングする方法を教えるよ!
よかったら見ていってね!
低画質になる原因
まず、低画質になる原因は主に3つ
・設定している「画像サイズ」が小さい
・設定しているレンダリングの品質が低い
・そもそもPCのスペックが低すぎる
PCスペックに関してはもう買い替えるしかないから今回は解説を省くよ
画像サイズを上げる方法
まずは画像サイズを上げる方法
場所はここ
「Render Setting」⇒「Common」⇒「Image Size」
「Image Size」内にある「Presets」から大まかなサイズ変更ができるよ
実はMayaのデフォルトの画像サイズって「HD_540」なんだけど
これって「Youtube」でHD画質と設定されている「HD_1080」の半分の画質なんだ
それがデフォルトで設定されてるんだからそりゃ低い画質でレンダリングされちゃうよね
というわけでこの「Presets」を「HD_1080」にしてレンダリングしてみよう
画像全体が滑らかになって
低画質特有の「ピクセルがジャギジャギしてる」感覚が薄くなったね
拡大して比較するとよくわかる
でも、なんかグラデーションが綺麗じゃない…
それに輪郭線ははっきりしたのにノイズ汚れが多いし全体的に画像が汚い…
なぜこうなったのか、その原因は「レンダリングの品質」が低いからなんだ
「レンダリングの品質」を高める方法
場所はここ
「Render Setting」⇒「Arnold Renderer」⇒「Sampling」
「Sampling」の各項目にある数字を上げることにより「レンダリング品質」が向上するんだ
例えば、画像サイズを「HD_540」のまま
「高品質」と「低品質」を見比べてみるよ
同じ画像サイズなのにはっきりと違うね
さすがに小さいサイズだから画像を拡大すれば多少はぼやけるけど
影と光のグラデーションはしっかりしてる
ノイズもほとんどないきれいな画像だね
ちなみに注意点
レンダリング品質を上げすぎるとレンダリングする「時間」がとてもかかるよ
低品質だと「10秒」でレンダリングできるけど
高品質だと「24分」かかもかかっているんだ
高画質でレンダリングするなら、まずは低画質のレンダリングを何枚も行って
もろもろの画面調整が完了した後に…
何重の画面チェックを行った後でレンダリングしよう
じゃないと長時間のレンダリング後に修正点を見つけては血の涙を流すことになるよ!
では最後に、
「HD_540」低品質の画像と
「HD_1080」高品質の画像を比べよう
一目瞭然だね
ちなみに
低画質のレンダリング時間は「9秒」、
高品質のレンダリング時間には「2時間14分26秒」かかってるよ
今回は背景合せて3っつのオブジェクトでこの時間だけど
本来なら様々な背景にメインのモチーフをいれてレンダリングするんだ
それはもう景気がいいほどに時間ぶっ飛ぶから、そのプロジェクトでレンダリングをすると決めたら
ラフの時点でマテリアルの色を設定、調整しながら何度も「軽いレンダリング」を行おう
じゃないと一気に全ての色を調整する羽目になり、マルチタスクで忙しいままにレンダリングし、
時間がぶっ飛んだ後に見落としを指摘されて口から血が出る羽目になるからね、気を付けてね!
「画像サイズ」設定画面の詳細
「Image Size」の各項目を解説していくよ
もしプリセット内に使いたい規格サイズがなかったら参考にしてね
名前 | 意味 | 詳細 |
Presets | 画像サイズのプリセット | 実際の仕事上でよく使われる規格を簡単に設定できるよ |
Maintain width/height ratio | 幅と高さの比率を維持 | |
Maintain ration | 比率の保持 | 一番下の項目にある 「Pixel Aspect Ratio」に合せるか 「Device aspect ratio」かで選べるよ |
Wideh | 画像サイズの幅 | |
Height | 画像サイズの高さ | |
Size units | 画像サイズの単位 | pixelやcm、inchなど 仕様に合わせて単位を変えよう |
Resolution | 解像度 | |
Resolution units | 解像度の単位 | pixelやcm、inchなど 仕様に合わせて単位を変えよう |
Device aspect ratio | モニター、画像の アスペクト比 | 例えば正方形の画像なら「1:1」だし PCモニターサイズによくある「1080 x 1920」なら 「9:16」=「1:1.778」 |
Pixel Aspect Ratio | 画素のアスペクト比 | ディスプレイの画素に合せる値 基本的には「1(正方形)」だけど物によっては違うので、その調整のための値 |
「レンダリングの品質」設定画面の詳細
「Sampling」の各項目を解説していくよ
知れば「必要な値」と「不必要な値」がわかって無駄なレンダリング時間を省くことができるようになるから覚えてくのをお勧めするよ
名前 | 意味 | 詳細 |
Camera(AA) | 画面全体の品質 | 上がるごとに画面全体のノイズが減って綺麗になるよ |
Diffuse | 拡散反射光の品質 | 上げると光の表現が強化され 物体の表面全体に入るノイズが減少 |
Specular | 鏡面反射光の品質 | 上げると金属表現が強化され、光沢とかのノイズが減少 |
Transmission | 透過物の品質 | 上げるとガラスや液体など透明な物体のノイズが減少 |
SSS | subsurface scatteringの品質 | SSSを使用した、人の皮膚や葉っぱなどにある 光の透過表現に入るノイズが減少 |
Volume Indirect | 粒子の体積の品質 | 上げると煙や水などの流体的なエフェクトのノイズが減少 |
Progressive Render | 段階的なレンダリング法 | レンダリング結果のみを表示する方法ではなく レンダリング途中を表示しながら随時更新していく方法 |
ちなみに「Progressive Render」に関してはMaya標準の「Render View」には反映されず
「Arnold Render View」にのみ適応されるから気を付けてね
「Arnold Render View」の場所はここ
画面はこんなかんじ
おわりに
以上!レンダリングの画質を上げる方法でした!
レンダリングは綺麗になるぶん時間を奪っていくから余裕があるなら高性能なPCを手に入れて
処理速度の暴力で時短を目指してね!
それではまた次の記事に、またね!
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