こんにちは!ウンパッパです!
今回はモデリングするときのテクニック
リトポロジー機能を使った「下絵に沿ってポリゴンを生成する方法」を教えるよ!
Mayaは基本的に面から面を伸ばす形でモデルを作らなきゃいけないけど
この方法なら⇩動画のように頂点を先に決めてからポリゴンを生成することができるんだ!
キャラクターの顔以外にも、レリーフを作るときなど下絵をただなぞる作業の時はとっても便利なんだ
今回やっていることをざっくり説明すると
下絵をテクスチャにしてオブジェクトに貼り付けて
そのオブジェクトの上を「リトポロジー機能」をつかって下絵をなぞるように頂点をおいてるんだ
このポリゴンの作り方は、YouTubeにあるキャラクターモデリングの講座にて
一部解説されているブレンダー特有の作り方と似てて
ブレンダーからMayaに切り替えて来た人たちや
Mayaを初めて触る初心者の人にもおすすめのやり方だと思うよ
更には、この方法はかなり思い通りにポリゴン作りができて複雑な形も作ることができるから
ぜひ使ってみてね!
1.正方形の下絵を用意しよう!
まずは「オブジェクトに貼り付ける下絵のテクスチャ画像」を用意するよ
Photoshopなどの画像編集ソフトで使いたい下絵を正方形にしてね
下絵を正方形にすることにより、新しく生成した「平面のオブジェクト」にテクスチャを乗せてもアスペクト比が伸びないようにするんだ
準備ができたら「平面のオブジェクト」を生成して、その上にテクスチャを乗せてね
平面のオブジェクトは下の画像の場所から生成できるよ
生成したらマテリアルを新規制作してテクスチャをはってね
テクスチャの貼り方について知りたいなら詳しくは下の記事をクリック!
テクスチャを貼れたら下の画像のようになるよ
そしたら「平面のオブジェクト」を「X軸に90度」傾けて正面に向けてね
オブジェクトが正面を向いたなら、下絵の準備完了だ
2.リトポをつかってポリゴンを生成しよう!
下絵を張り付けた「平面のオブジェクト」を用意出来たら
まずは「平面のオブジェクト」を選択して「磁石のアイコン」をした「Make the selected object live」
をクリック
下画像のようにテクスチャを張ったオブジェクト名が右側に表示されたらOK だ
次に、リトポロジー機能である「Quad draw」を選択しよう
選択したら、「Make the selected object live」で指定したオブジェクトの上に
自由に頂点を置けるようになるんだ
頂点を設置した後に
4つの頂点の真ん中を「Shift+左クリック」すると「面(Face)」を生成できるよ
もし余計な頂点やいらない面が生まれたら「Shift+Ctrl+左クリック」で消してしまおう
また、「Ctrl+左クリック」でエッジループができるぞ
そして、この「頂点生成」と「面生成」を繰り返せばこんな感じになるんだ
うん!正面顔左半分がポリゴンで作れたね!
でも少しモデルがガタガタしてるよね?
なのでリトポロジー機能にある「リラックス」を使って
「ポリゴン同士の間隔をある程度一定する」よ
「Shift」を押すとマウスカーソルが「relax」と表示されるから、そのまま左クリックでポリゴンの上をぐるぐるとなぞってね
これでOK!
あとは「リトポロジー機能」と「Make the selected object live」を解除して
シンメトリー機能を使えば
うん!ざっくりだけどいい感じの正面顔をポリゴンで生成出来たね!
後は横顔に合せてポリゴン移動で奥行を作ってあげれば立体的な顔が作れるね!
リトポ機能ざっくりまとめ
操作キー | 機能内容 |
「左クリック」 | 頂点作成 |
4つの頂点の真ん中を「Shift+左クリック」 | 面制作 |
面の上を「Shift+左クリック長押し」 | リラックス(ポリゴンの平均化) |
「Shift+Ctrl+左クリック」 | 「頂点、辺、面」の削除 |
「Ctrl+左クリック」 | エッジループ |
おわりに
以上!Maya上でblenderのように下絵に沿ってポリゴンを生成する方法でした!
3Dの作り出しは人によってさまざまだけど
やっぱ「正面作って横に引っ張る」作り方が一番やりやすいよね
それではまた次の記事にて、またね!
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