こんにちは!ウンパッパです!
今回は、移動したオブジェクトの移動値、変形値を0にする機能「Freeze Transformation」について解説するよ!
この機能はただ「移動」「回転」「拡大縮小」などの「トランスフォームの値」をリセットするだけでなく、「変形値を参照して変形する機能が起こす不具合」を未然に防ぐことができるんだ
履歴削除と同じく、不具合防止のために定期的に使用する必要のある願掛けのような機能でもあるんだ
モデリングする上で必須の機能だから、是非見ていってね!
フリーズせずに変形操作を行ったらどうなるか
このキャラクターの顔のモデルを「トランスフォームの値」が入ってるまま変形するとどうなるか
こうなります
データが壊れてこの世の終わりみたいになりました
「Ctrl+Z」でもしかしたら作業が戻る可能性があるけど
バックアップが無かったら1からやり直しだね
そんな悲しいことにならない為にもコマめにフリーズ、しよう!
フリーズ機能について
「Freeze Transformation(フリーズ)」とは、
オブジェクトの状態(トランスフォームの値)を初期化する機能だよ
具体的に言えば
ワールド座標関係なくオブジェクトの座標を「0.0.0」に
回転の状態関係なく値を「0.0.0」に
変形の状態関係なく拡大縮小を「1.1.1」にする機能なんだ
これによって
以降使う「変形機能」が正しく機能したり、fbxに書き出すときに変な場所に移動しないで済むんだ
場所はMayaヘッダーにある
「Modify」⇒「Freeze Transfomation」
ここをクリックするだけでオブジェクトの状態が初期化されるんだ
移動、変形の値が初期化されれば後は一安心
追加で変形させても、モデルを書き出して別のソフトに読み込ませても
不具合が起らなくなるんだ!
ちなみに、フリーズしないでエクスポートするとどうなるか
今回は例としてフリーズしてないモデル「Unity」にインポートしてみるよ
まず、Mayaにて
様々な操作を行った後の「フリーズした青いモデル」と「フリーズしてない赤いモデル」を用意
原点に置いてFBXでエクスポートしてみました
それらを「Unity」にインポートすると
「フリーズした青いモデル」は正常な値で読み込まれたね
全てのトランスフォームの値が初期値にリセットされてるよ
ただ、「フリーズしてない赤いモデル」は移動変形の値がMaya内の状況そのままに引き継いでいるね
原点にいながら既に様々な値が入力されているおかげで
「移動軸が世界と並行ではない」し、
移動軸を正すにしても回転を修正する必要があるので結果「正面を向かない、正面でない」状況になるんだ
様々な操作するにしても「この上なく不便」で「不具合を起こしやすい」から
書き出す前は必ずフリーズは行おう
おわりに
以上!トランスフォームフリーズを行う方法でした!
それでは次の記事にて、またね!
コメント